Saltの思うこと

思ったことを書いていけたらいいなあ

タイトルのあれこれ

タイトルなんて正直、なんでもいいのです。だからこそ悩み、苦しみ、少しでも良いタイトルを付けようとするのです。

つい先日、書籍化にあたって大幅な改題がされた作品が話題になり、そこから波及して「長文タイトルが〜」とか、そんなクソどうでも良さげな話題がTwitter上で広まりつつあります。

 

個人的な論ですが、タイトルというのはその作品の内容にかすりでもしていればぶっちゃけ何でもいいと思います。

多くの場合は、「作中の重要ワードをそのままタイトルに据える」ことが多いですね。

ドラゴンボール」とか、「ONE PIECE」とか。捻ったところだと「メトロイド」なんかもそうでしょうか?

それ以外だと、「作品を端的に説明するワード」が主流。最近話題の長文タイトルも、どちらかというとこちらの派生でしょう。

ポートピア連続殺人事件」とかもう本当にそのまんまじゃないですか。「ガールズ&パンツァー」とかも「女の子と戦車なんだな」とは一目で分かるし。

 

ただもちろん、当てはまらない場合も多くあります。文学的な作品だと詩的なタイトルになったりするし(それでも内容にかすりもしないなんて早々無いと思いますが)、同人誌なんかもよく見たら訳わかんねータイトルあるんじゃないでしょうか。

結局、タイトルそのものに正解は無いと思うんです。最終的に内容と照らし合わせた整合性や説得力は必要だと思うけど、巷で大喜利化しているようにドラゴンボールが長文タイトルだったとして、内容そのものに大きな影響は無いわけです。

ただ、名前を付ける以上はどうしても名付け親のセンスが介在します。そのセンス次第で売れるタイトルにも売れないタイトルにも変わることは、あると思います。「多少の謎をチラつかせた意味ありげな短文タイトル」と「いかにもあらすじをそのまま書き写したような長文タイトル」が全く同じ内容の作品にそれぞれ付いていたとして、どっちを読みたいか判断するのは客の仕事ですから。

この場合、自分はなんとなーく前者の方が読みたい、或いは本棚に自信を持って並べたいと思うのですが、私個人の認識が世間一般の認識と決め付けるわけにはいかないので。

 

ところで。世の中には「タイトルから内容を連想する」なんて創り方も存在します。この手法ならタイトルから内容が逸脱することはないし、なにより適当な単語を羅列するだけで「それっぽい」タイトルになるので、暇つぶしや頭の体操にはおすすめです。