Saltの思うこと

思ったことを書いていけたらいいなあ

2019冬アニメ感想

冬アニメが終わったので、感想を書いていきます!

基本的にはTwitterにて実況していたアニメのみが対象です。

みにとじ

昨年放送された「刀使ノ巫女」の1クール目と2クール目の間、という極めて狭い期間に焦点を当てた短編アニメ。(本編では3ヶ月くらいでしたっけ?)

前後の内容が既に決まっているということで外伝的な内容にはなりますが、ゲーム側の5人(+1人)もアニメで動くところが見れたり、時系列的に難しかったであろう親衛隊絡みの話もあったりで、ファンサービスの豊富な作品でした。「時系列の穴埋め」と「ファンサービス」を両立した点においてはファインプレーだと思います。

ゲームはこの間1周年を迎えましたが……エンドロールが「おしまい」ではなく「またね」だったのも気になるところですね。

どろろ(1クール目)

かの手塚治虫原作。なんというか、「間違いようがない」って感じです。

いちおう、原作が途中で終わっている?とかで今回のアニメ化に際して色々変更が加わっているようなのですが、特に違和感等なくすっと入ってきました。

映像的にも演出的にも見どころたっぷり。2クール目も楽しみですね。

転生したらスライムだった件(2クール目)

どうやら第2期が決定したらしく。

今期は「盾」がありますし、同じなろう出身とで一括りに語る……ことはできないのですが、この作品は目的が不明瞭だった印象。現世では既に死んじゃってるし、しかし転生先でも「もうあいつ一人でいいんじゃないかな」状態なので。そのくせ野心は無いし。

それにしても、最強主人公にしても周りの人物を上手く魅せるやり方はあると思うのですが、そもそもこの作品はバトルに重きを置いていない?らしく、その辺りのちぐはぐさは後半になるにつれ気になりました。そもそも味方も異常なほど強いし。FEで例えるなら最初に出てきた闘技場で全員Lv20にしちゃう感じですね。

ぱすてるメモリー

昨今珍しくもないソシャゲ原作アニメですが、最早そんじょそこらのガチャマネーアニメとは格が違った。

過去に他作品のパロディ(まあまあ悪質なもの)を行ってきたアニメは数あれど、マジで原作側に怒られたアニメはあまりないはず。そして流れるようにお蔵入り。

多くのパロディ主体作品が喉から手が出るほど欲しいであろう(?)「向こうの公式からのお言葉」を貰った、それだけで伝説でしょう。

内容自体はメジャーどころを的確に押さえつつ、そこそこ王道な展開をするので、若干不安の残る作画面以外は見ていて楽しいんじゃないでしょうか。

個人的には村川梨衣さんと藤井ゆきよさんのキャラがすきでした。

さらば、平成の怪物。

サークレット・プリンセス

DMM原作も最近はちらほら見るような。

なんというか、B級感は抜け切らなかったけれど、逆にそこが良かったとさえ感じます。絶妙な雑さというか。架空のスポーツが主題だけどルールがいまいち分からないあたりとか最高ですよね。あと提供で遊ぶのとか。

声優とかED歌手とか、やたらめったらに00年代みたいな面子が揃ってたので平成最後のクールにはふさわしいというか、だからこれ企画したでしょ?と言いたい。違うだろうけどさ。

私に天使が舞い降りた!

今期の覇権、といったところなんでしょうか(正直、覇権とか爆死とか"そういう界隈"周りのワードはあまり好きでないのですが)。自分としては、上田麗奈さんが主演な時点で追いかける気満々でしたし。

動画工房らしく終始安定したクオリティで、笑いあり涙あり……といった感じ。優しい世界。でも時々辛辣。そんなちょっと油断ならないところがウケたんだろうなあと。気を抜くと松本が画面にいますからね。

原作買ったんですが、構成も丁寧に組み替えられていて(主に小依と夏音の出番など)、時折補完だったりアニオリだったり。最終話Aパートの演劇なんか原作にはほとんど描写無いんですけど、だからこそアレをやれたって感じですかね。

3D彼女 リアルガール

1クール目を見てた人達もびっくりした分割2クール。2クールあるってのはいいですね。目標に向けてしっかり着実に歩みを進められますから。

典型的なラブコメではあるけど、最近典型的なラブコメなんて早々見ないのでそういう意味では独自の立ち位置を保っていたかな。

上記に続きcv上田麗奈さんの綾戸さんを追って見ていたんですけど、最終的に6人とも収まるべきところに収まったな〜と思いました。

社会人になってから綾戸さんが行方知れずで伊東やみんなも話題に出さないから何があったのかと思ったら結婚してたっていう。そして流れるようにバツイチに……は笑いました。そんなんアリか。

盾の勇者の成り上がり(1クール目)

「転スラ」が上記の評価なので、出身地が同じということで雑な目線で見ようとはしてたのですが、初回1時間と珍しく気合の入った構成だったのも功を奏してか、引き込まれました。

なんというか、行動理由の根底に復讐心がある作品は面白いんだなあって思います。ゼノブレイド1とか。とことん虐め抜かれて、その悔しさをバネに……所謂見返してやるスピリッツで頑張るというのは、やるせない負のスパイラルに片足突っ込んでこそいるものの、魅力的。

ただちょっとな?と思うのは、王女だったり他の勇者3人が尽く無能なことですが……物語のカタルシス的には仕方の無いところなのかも。王女に関してはヘイト溜まりっぱでも構わない扱いでしょうし。それにしても勇者3人が自分勝手すぎてな。誰が呼んだか「他の勇者の尻拭い」。

2クールということで、どのように締めるのか楽しみです。

ガーリー・エアフォース

最近はスマホゲームやWeb小説、それに過去名作のリブートが流行っているアニメ界隈で、もはや貴重にさえ感じる純正ライトノベルですね。

戦闘機が主体だと後述の「コトブキ」もありますが、こちらはより現代チック。古き良きラノベ作品のお約束を押さえた丁寧なつくりでした。

ただ、幼馴染が……負けヒロインと言うとそれで終わってしまうのだけれど、露骨に扱いが悪くてなあ。本編でほんの一瞬でも日常というか、メインの回は欲しかったかも。

グリムノーツ The Animation

「ぱすメモ」とは似たコンセプトって言うとたぶんどっちかに怒られるので言わないでおきますけど、まあそれの童話版というか。タイトルからも分かる通り。

向こうと比べるとそりゃもう真面目一辺倒ですよ。1話につき1作品なのは変わりませんが、こちらはややテンポが速く感じました。過程重視か結果重視かの違いですかね。

後半はエクス達の「正す者」としての立場に対抗する論も出てきて、それでもなお立ち向かうという構図が美しく感じました。ちょっとメタっぽいところはありますけどね。

それにしてもレイナcv上田麗奈は出来過ぎだと思うのだが、偶然なんですかね。ぽんこつも強調されてて、みゃー姉とは別ベクトルで好きなキャラです。

ところで、結局アニメリコってなんなの?

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(2クール目)

5部ももう佳境に入りましたねー。4部から少し時を置きましたが、全体を通して非常にクオリティに優れている。意識してるんでしょうけど。

正直なところ、話としてよく理解しているのは3部ぐらいなもんで、流れは知っていても展開を知らないので、色々新鮮なところもあります。ゲームでは出てこない敵とかもいますからね。

終盤の盛り上がりにも期待です。

ドメスティックな彼女

学生昼ドラ……という例えが最適だろうか?展開としては「んな無茶な」とは思いつつも、そこが引き込まれるポイントでもあるので、毎週見ていて楽しかったですね。

顧問グリリバやマスターツダケンなど、サブキャラがやたらと濃かったのも好きな点ですね。若者中心の作品でしっかりした大人がいるのは良い。飛田パパには同情しますけど。

なんだかんだ夏生くんは幸せ者ですね。いやアレで幸せじゃないとか言ったらマジでぶん殴られるレベル。でも本人言いそうなんだよなあ。

魔法少女特殊戦あすか

B級作品って意識的にB級であろうとするのでしょうか。この作品が必ずしもそれを意識してるのかは知りませんけども。

すっかり業界の常識と化してしまった戦って辛い目に遭う魔法少女の話です。と言っても、大戦レベルの話は過去回想で済まされ、その後の彼女たちを描く、というのはちょっと珍しいかも。FEで例えるなら『封印』に対する『烈火』みたいな位置ですかね。(こっちは時系列が逆ですが)

とはいえ他作品に負けず劣らずキャラは濃く、あとユニークというかシュールすぎてさすがに無理があるだろ的展開が多くて面白かったです。「マジカル」って付ければ何しても許されると思ってるだろ?

そんなギャグとシリアスのバランスが、すごくちょうどよかったですね。本人たちは大真面目なのに、傍から見るとギャグでしかない。ここをちょっと間違えると、戦ってる間に寒いギャグを言ってるだけになりますからね。勢いは大事。

えんどろ〜!

ファンタジー日常系と銘打ってはいますが、ここ最近日常系というジャンルすらもあやふやになっている感じはしますね。

JRPGをふんわりとオマージュしまくった内容でしたが、コメディとシリアスのバランスは良好。といっても基本コメディですが。ワードセンスが抜群でしたね。「カルタード」って響きは好きっす。

1話冒頭からのループ展開やOPの歌詞、それに作品タイトルと、なんというかメタ視点に特化してそうな気はします。アニメが最終回を迎えても、きっとその先に彼女らの話は続くでしょうし、だからこそ勇者物語は白紙なんでしょうし、エンドロールでは終わらないんですよね。自分たちにそれを見ることは、多くの場合叶わないのだけれど……。

ところで、RPGにはざっくり「クリア後の世界があるもの」と「クリアしてもラスボス直前まで戻されるもの」の2つがありますよね。そのちょうど中間を突いた終わり方だったなぁと思います。

荒野のコトブキ飛行隊

キャラ原案が左さんだったことを最終回のエンドロールで知りました。普段どこ見てED過ごしてるんですかね。

キビキビ動く表情豊かな3DCGが好みでした。時折作画部分もありましたが、3Dモデルのキャラと同時に画面に映ってもさほど違和感がなく、果たしてどちらがどちらに合わせてるんでしょうか。

空戦パートは俯瞰だったり主観だったりが入り乱れて臨場感のある画面作り。ただ、機体の差が大きくないので同一機体だと誰が誰か分からない……というのはありました。(前後に映るキャラの機体なんでしょうけど)

水島監督らしく?軽快な会話でジョークも交えながらゴリゴリ話が進むので、気づいたら大事になってることがしばしば。結果として、1話単体での話は分かるけど、全体を通しての内容が見えづらいところがあったと思います。

賭ケグルイ××

ラジオ長くやってんなあと聴いてたらいつのまにか2期が決まってました。ほんとです。

話としては第2部に近いのでしょうが、これまた分かりやすくまだ見ぬ強敵たちがゾロゾロと出てきたところは笑っちゃいました。

内容は相変わらず狂ってますね。(褒め言葉)冒頭からインパクトのあるシーンをやって、そこから前期の回想に入るのも丁寧だと思いました。

それと確か1期もなんですけど、アニオリ要素の挿入が素晴らしく上手いんですよね。単純に原作が完結していない作品としての終わり方もそうですが、アニオリキャラをぶちこんで成功した例ってどれぐらいあるんでしょう?キャラも立ってるし、そのうち逆輸入されそう。

 

 

事実上、平成最後のクールということもあって、総決算や集大成的な内容も多かった気がします。今のところ、来期はかなり再放送が多い印象ですが……どうなるんでしょうかね。