Saltの思うこと

思ったことを書いていけたらいいなあ

そして、次の曲が

※今回の記事は、公開中の映画のネタバレを含みますので、注意してお読み下さい。

 

『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』を観てきました。

劇場版ユーフォと言うと過去にそれぞれ1期、2期の総集編である『北宇治高校吹奏楽部へようこそ』『届けたいメロディ』、位置的にはスピンオフに近い『リズと青い鳥』がありますね。どういうわけか、これら全てを劇場へ観に行っています。

別に原作小説を読んだことがあるわけでもなく、ただファンと呼ぶにも半端者だと思うのですが……それだけ惹きつける何かがあるんでしょうね。(たんに、劇場音響の方が得だと思っているだけかも)

 

『誓いのフィナーレ』はいわゆる新章、テレビシリーズの直接の続編にあたります。2年生へ進級した久美子たちの物語ですね。

今回思うところは、やはり尺が圧倒的に短い!1期と2期でじっくりやった入学(進級)〜地区大会までの話をわずか100分に詰め込んでいます。そのぶん情報量も多いのですが、新たに覚えるべきところと言えば新入生ぐらいでしょうか。そういう意味では、前作を知っていれば見るハードルは低いです。

 

本作のみで北宇治の新たな1年が始まって終わり、次の展開が示唆されます。あまりに短い……ですが、リアルといえばリアル。

主人公の久美子は当然2年生ですが、自分の経験と照らし合わせても、高校1年生・3年生の頃に比べると2年生の印象はやや薄いです。

高校生活はあっという間と言いますが、ある意味最も早く過ぎ去ってしまうのは2年生なのかも。今回も久美子は中間管理職として部員に振り回されるから、余計に早く。

一方で、細かい演出を見ていくとファンサービスが豊富だなぁと思いました。恒例の「みどりです」を始め、過去作のセルフオマージュに近いネタがいっぱい。(ほとんどは意図的な被せでしょうけど)

 

個人的には、「繋ぎ」の印象が強い作品でした。悪い意味では無いですよ?

1年生の頃に散々苦労させられたわけで、それらを乗り越えれば話はトントン拍子に進む……わけでもなく、気付けば自分の番に。そんな全体としての話の流れをひしひしと感じました。

懸念事項があるとすれば、今まで馴染み深かった上級生たちが全員離脱する関係で下級生をちゃんと覚えられるのかというところですが……続編でしっかり描いてくれることを願います。ってまだ公開したてですから、あまり早まった話をしてもしょうがないですね。でも、続編期待!!