Saltの思うこと

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吶喊の真髄

『ガールズ&パンツァー最終章 第2話』を観てきました。公開からしばらく経ってようやく。

テレビ放送から派生したアニメ映画は配給なのか市場規模なのか、あまり多くの劇場で上映されないので大変ですね。自分は東京住まいですが、最寄りの劇場ではやっていなかったので電車で数十分ほど……。

 

さて、前回の第1話は2017年の12月、既に1年半前の作品になっています。それでも曖昧ながら記憶があるだけすごいとは思いますが、ある種恒例となった冒頭の振り返りはありがたかったですね。

今回の戦車戦も対BC、対知波単ともに地形と部隊構成を上手く活かしていたなという感想。ずっと前からですが、個々が活躍する場面を挿入するのが非常に巧いですよね。今回で言えばカモさんチーム。状況が二転三転しつつ、双方どちらとも指揮官が有能なので、どう裏をかくか? という点に注目して見ています。

それを考えると、今回の知波単は本当にスゴい。「足踏み突撃」とか「さよなら突撃」とか、基礎中の基礎ではありますが、チームの連携力(和気藹々とした感じの)はアンツィオに並んで作中トップクラスだと思うので、基礎を徹底するだけであんなに強くなれるんです。ゲームみたいですね。

そして最後には「撤退」をも決断。ふつうに考えればようやくそこに辿り着いたのかよとなりますが、しかしこれまでの激闘ぶりを見ると、結果的に勝ててた(もしくは悔いを残さなかった)から問題なかったんだろうなあ。

ところでこの知波単学園は劇場版からのキャラクターなんですよね。戦車戦はエキシビション、対大学選抜、そして今回の3回しか描写されていないのにこれほど印象に残っているというのはキャラ作りの妙。それこそ、サメさんチームはこの最終章からのメンバーですし。

ガルパン』は比較的キャラクターの記号性が強めの作品だと思いますが、戦車戦での各々の描写などを通して、ゴリ押さないようにしつつ、印象を深めに行っているんだと感じました。

さて、第3話は知波単との試合に決着がつくと思いますが、果たしていつ頃になるのやら。前回から今回が1年半だから……。そして監督は今『SHIROBAKO』を……。