Saltの思うこと

思ったことを書いていけたらいいなあ

こうなれ どうぶつの森

皆さん無人島ライフはエンジョイしてるでしょうか。このブログではまだ言及してませんでしたね。

『あつまれ どうぶつの森』が発売されもう1ヶ月近くになりますが、昨今の情勢もあってかブームは冷めやらぬまま。島開発を推し進めている方もさぞ多いことと存じます。

ところで自分は『街へいこうよ』(Wii)からの熱心などぶ森ユーザーです。何度か村を作り直したり、良い思い出ですね。

『とびだせ』(3DS)の大型アップデート『amiibo+』から数えても4年ぶりの新作となる本作は.…なかなか受け入れがたい点も多く見受けられます。

それは過去作ユーザーであるがゆえ、という部分が大きいでしょうが、本作をプレイしている方の多くに共感頂ける内容だと思うので、共有していきたいと思います。

DIYをまとめて作らせてほしい

これはほぼ全ユーザーが思っていることじゃないかと。「サカナのまきえさ」を律儀に一回一回作るのは大変に精神を蝕まれます。ちゃんとテストしたのか?

可能なら個数指定、最低でも「5個作る」とか「10個作る」とかの選択肢は欲しいところです。思わぬ数の家具を作ってしまう事故防止だとは思うのですが、それならそれで道具カテゴリに機能を限定するとかやり方はあるはず。

道具の耐久度を見直してほしい

本作最大の特徴ともいえる「道具が壊れる」仕様。慣れてしまったのでこれはこれで、とは思いつつも、やはり毎度作り直すのは手間。

救済措置?としてリメイクで耐久度が回復する機能が盛り込まれていますが、素材集めに最も使う石のオノはリメイク対象外ちゃんとテストしたのか?

果てには金の道具さえ壊れるという話ではないですか。ちゃんとテストしたのか? 過去作の金のアイテムは壊れない……というか過去作において壊れる道具はオノだけで、その中でも金のオノは壊れないという特徴があったわけです。

だいたい金の道具を手に入れるやつなんてまともな人間じゃないんだから、やりこんだご褒美として壊れない機能があってもいいんじゃないかと思います。

素材用ポーチがほしい

そんなわけでいつ道具が壊れてもいいように木の枝や鉄鉱石といった素材は常に持ち歩くことが推奨されるわけですが、そうなると手持ちはつねに圧迫されます。

今作はゲームを進めることで手持ち枠が最大40まで増えますが、基本の道具はもちろん高跳び棒や梯子、そして素材も考慮すると、結果として実質的な枠は20〜30ぐらいじゃないかと思います。

あまりに無駄です。ちゃんとテストしたのか? それならいっそ、粘土や鉄鉱石などだけを収納する別の手持ち枠があってもいいと思います。ちょうど今作にはファッションアイテムにリュックが追加されたじゃん? みんな二宮金次郎になればいいんだ。

DIYレシピの処分方法を見直してほしい

今作における主要なDIYレシピの入手方法は「風船を割る」か「住民から貰う」の2つ。

このうち後者が問題です。

まだ知らないレシピの場合は選択肢に「教えてもらう/別にいい」と出るのに、知っているレシピの場合はどの選択肢を選ぼうが「みんなに広めてあげて!」と押し付けられます。当然知ってるレシピなので習得は出来ず。ふつう逆でしょ。ちゃんとテストしたのか?

そして行き場を失ったレシピはまだ持っていないフレンドにあげるか、無情にも商店で売られるかの道を選ぶことになります。案内所のリサイクルボックスに投げ込むことはできません。ちゃんとテストしたのか?

リサイクルボックスなんとかしてほしい

過去作の役場などにも同様の機能がありましたが、アレはプレイヤーも不用品を入れることができ、(特に釣りで手に入れたゴミは引取手数料を取られるのもあって)無料で処分してくれるため、割と役に立つ場面もありました。

しかし今作では引き取り専用となっており、不用品を投げ込むことはできません。たけしの挑戦状の銀行みたいな状態です。ちゃんとテストしたのか?

ステッキの使い勝手を見直してほしい

本作で追加された便利アイテムのひとつに「魔法のステッキ」があります。これは本作で仕様変更されたクロゼット家具にてコーデの登録を行い、屋外でも一瞬でそのコーデに変身できる、というもの。

しかし、登録されたコーデに使われている衣服は一時的に消滅します。そしてコーデ登録を解除するにはもう一度クロゼットにアクセスする必要があります。

さらに屋内持ち込み可能な手持ちアイテムなので、基本屋内に置いてあるだろうクロゼットへアクセスしようと、うっかりステッキを持ったまま家に入るともう一回家を出入りする必要が。ちゃんとテストしたのか?

個人的にはステッキ変身自体は画期的だと思いますが、使いにくくてたまりません。

リメイク家具の判別をさせてほしい

『とびだせ』から登場し、好評を博した家具のリメイク。色や柄を変えるなど工夫の幅が生まれます。

しかしながら、本作ではリメイクした家具としていない家具を手持ちから見分ける手段がありません。収納に入れておけばサムネイル表示されるため一目瞭然ですが、では配置しようと手持ちに入れたらどれがどれやら。

ちなみに前作では手持ちにあってもリメイクした家具は赤い葉っぱ(通常は緑の葉っぱ)で表示されていました。なぜ消した?

カラバリ家具を分かりやすくしてほしい

タチの悪いことに、本作では「リメイクできないけどバリエーションのある家具」やたら登場します。マイレージ家具が代表的ですね。

これも上記のリメイク家具と同じ問題点を抱えており、同じ手持ちに入れていたらどれがどれ? 状態です。ちゃんとテストしたのか?

しかもこいつらはリメイクできないので、バリエーションを集めようとしたら偶然手に入るのを待つか、フレンドが偶然手に入れるのを待つかです。正気か?

更衣室をなんとかしてほしい

あろうことか服にも同じように大量のカラバリが存在します。正気か?

本作の仕立て屋では「更衣室」が用意されており、まあ要するに店で売っている商品を頭から靴まで一括で着替えて買えるよ、というシステムなのですが、立ちはだかるのは大量のカラバリ服。

しかも店頭に出ていないものも平気で売ってるので、何度も何度も更衣室を出入りする必要があります。ちゃんとテストしたのか?

屋外に収納家具を置かせてほしい

本作のクロゼット家具があのザマなので、屋外で自宅の収納にアクセスする手段はありません。まあ異次元が嫌だったのかもしれないけど。そして屋外で着替えることはできるという。

これが何を意味するかというと、フレンドの島へ遊びに行った時に鉄鉱石などの補給が困難になります。道具壊れるのに。ちゃんとテストしたのか?

ちなみに『とびだせ』ではフレンドの村に遊びに行った際、駅のロッカーから収納にアクセスできました。これが何を意味するかと言うと、カブを売り捌くのに何度も何度も往復する必要が無くなります。なぜ消した?

屋外のオーディオ家具は個別に流させてほしい

本作でもとたけけは登場し、いつもの曲が流せます。そしてオーディオ家具を外に置くことができます。

となれば考えられるのは、和風エリアに和風のBGMを、キャンプ付近には楽しげなBGMを!という使い分けですね。できません。

一曲流したらどういうわけか全ての外に配置されているオーディオから同じ曲が流れます。スーパーか何かか。なんでそれでいけると思った?

せっかく表現の幅が増やせると思ったのに拍子抜けです。

斜めの道がほしい

本作の特徴である島クリエイターでは、ついに公式で「道路を敷く」サポートがされました。今までマイデザをペタペタ貼っては間違って剥がしてしまったり、良い思い出ですね。

そんな島クリ道路ですが、斜めに敷けません。やろうと思えばできなくはないですが、角っこの丸みを持たせた部分になるので大変見栄えが悪い。なんでそれでいけると思った?

せっかく表現の幅が増やせると思ったのに拍子抜けです。

斜めの滝がほしい

本作の特徴である島クリエイターでは、ついに公式で「川の流れを変えられる」ようになりました。

今まで川の流れ一つで村の生活が変わるために厳選した日々、良い思い出ですね。

そんな島クリ川ですが、斜めの滝を作れません。やろうと思ってもできません。

なぜなら斜めの崖に川を掘ることができないから。過去作には斜めの滝あったのに。ちゃんとテストしたのか?

せっかく表現の幅が増やせると思ったのに拍子抜けです。

幅3マスの階段がほしい

CMでも流れているような、博物館前を豪勢な作りにしたり、誰もが憧れる島クリエイトですね。

ちなみに本作では自宅と博物館の入り口は3マスほどあります。(正確には、入り口がマスとマスの間にある状態)

そして階段は2マスです。なので島クリエイターで直線になるように道路を敷くと、本当に微妙に入り口からズレて、大変見栄えが悪い。なんでそれでいけると思った?

なんならCMの階段もアレよく見たらズレてる。あの時点で気付くべきだったんだ。

せっかく表現の幅が増やせると思ったのに拍子抜けです。

橋の必要範囲を狭くしてほしい

前作の公共事業よろしく、本作でも橋を好きな場所へ架けることができます。

しかしながら「必要設置マスのさらに周囲1マスの余白が必要」という仕様が引き継がれているせいで、住民の家から近い位置に架けることができません。住民の家同士なら領域が被ってても問題無いのに。

というかそもそも川を埋め立てて陸地にできるのにわざわざ高い金を払って橋を架ける理由が見栄えの良さ以外無いのも問題といえば問題です。

マイデザインのにじみをなんとかしてほしい

マイデザインでドット絵を打つ人も多いと思われますが、本作のマイデザインは解像度の高さに対するマス目の少なさ(32×32)を誤魔化すためなのか、近い色が斜めに隣接していると自動的に繋がります。例えるなら2つ繋がったぷよ。

これが絶妙に邪魔で、ドット絵を打つ場合やけに滑らかになります。良いか悪いかは別として、ドット絵本来の味は失われるわけです。

関係無いですが、Wii Uバーチャルコンソールでは「ドットを滑らかにする」設定が可能でした。なぜ対応できなかったのか。

その日の訪問者を教えてほしい

本作は毎日1回目の起動時に島内放送としてその日のイベントごとをお伝えしてくれます。初めはたぬきち、案内所が出来てからはしずえさんがアナウンスしてくれるのですが、その「イベント」というのが例えば釣り大会とか、イースターとか。

本作に登場するローランやジャスティンなどの訪問は一切教えてくれません。なのでデイリー要素をこなそうと島を巡ってたら「あ、来てたの?」となる状態。

ちなみに前作までは「交番」が存在し、犬のお巡りさんが「本日は○○殿が来られているであります!」と教えてくれました。なぜ消した?

フレンドの島を分かりやすくしてほしい

本作ではプレイヤー名と島の名前が付けられます。そしてSwitch本体のアカウントも名前を付ける必要があります。

なので「SwitchのアカウントでAという名前」の人が「あつ森でBというプレイヤー名」で遊んでいても、ゲーム内でAさんだと分かる術はありません。なんでそれでいけると思った?

そんなわけで、フレンドとやりとりする時はプレイヤー名か島の名前を予め共有しておきましょう。万一にも同じプレイヤー名のフレンドがいたら目も当てられない。

島を訪れた時の演出をなんとかしてほしい

ちゃんとテストしたのか?

いくらデータ読み込みに時間がかかるとはいえ、一回一回の演出が異様に長い。『とびだせ』では電車に乗ってきて終わりだったぞ。

そして今回は『あつまれ』の名に違わず1つの島に8人まで滞在できます。あの演出を7回見ることになります。なんでそれでいけると思った?

 

まだまだ文句は尽きないのですが、細かいところまで挙げていると本当にキリが無い可能性が高いのでここまでで。

散々言ってきましたが、これらの不便に感じる部分を除けば順当に楽しい作りになっていますよ。要するに過去作から劣化した要素が多いだけですから。何も問題は無いですね。