最近ようやくベレトでVIPに行けました。調子次第で落ちたりしていますが、概ね800万台はキープできてるかと。
こいつはFEファイターの例に漏れず非常に素直な性能をしている上、スマブラSP全体で見ると遅めなのもあってかなり堅実な戦いが必要になります。続きで書いていきます。
※私見であり、世に言うベレト使いからは失笑を買う可能性もありますが、自分がそうだと信じて使っている以上意見は貫きます。
運動性能
FEはおろか全体としても下位。地上はもちろん空中速度も縦横ともにふんわりしています。そのためステステや急降下による緩急は常に必要。
幸いにして武器のリーチが長いので自分から近づく必要は薄いけれど、問題は浮かされた時。基本的に空Nで暴れるか崖に逃げるしか選択肢が無いので、相手の動きを常に注視しながらフェイントをかけていきたいところ。またこちらから浮かせた時も移動が遅くて逃げられがち。無理に追うよりは、次の展開のための準備を心がけておきたい。
強いところ
- リーチが長い!
- ワザの威力が高い!
- 飛び道具が強い!
- 対空にけっこう強い!
- 垂直方向にめっぽう強い!
弱いところ
- 何もかも遅い!
- コンボ耐性が無い!
- 反射・カウンターに弱い!
- 飛び道具バラ撒きにも弱い!
- 復帰が読まれやすい!
- 当たんねえ!!!
弱
ベレト最速ワザ(4F)。一段目の打点が高いせいで相手がしゃがんだり着地姿勢によってはスカったりする。百烈攻撃は正直そんなに強くないので三段派生を推奨。水平気味に吹っ飛んで受け身も取られづらいので後が有利になる。
DA
踏み込んで一閃。ルフレに近く、先端を当てればバーストにも十分使える。
足は遅いが踏み込む関係で結構伸びる(トレモ約2マスぶん前進する)ので不意の着地狩りに使えたりする。相手がガード固めているところに突っ込むような真似をすると確反なので注意。
横強
立ち回りの要。前方を広くカバーするため向き合った相手には基本これで威嚇していく。
ワザの発生が斜め上からの関係上、低空から空中ワザの持続で突っ込んでくる輩にもわりと通ったりする。吹っ飛びは微妙だし相殺されることも多いが、他に地上で頼れるワザが無い以上、振っていくしかない。
ちなみに滑り横強はDAとほとんどリーチが変わらない上、DAの方が当然吹っ飛ぶので使わない。ベレトが滑り横強使う状況ってまずありえないし。
上強
クロムやリンクのものに近いが、全体Fが長めなのでお手玉性能は果てしなく低い。低%で2〜3回入ればいいところ。
見た目通り対空に強いほか、ベレトの弱い背面もカバーするため回り込み回避の対処にも使える。ベレトは敵を浮かせれば基本的に有利なので、むりやり接近戦に持ち込んでくるような相手にはこれで着地狩り展開に持っていきたい。
下強
剣を蛇腹状にして足払い。発生がかなり遅く、持続もほとんど無いのであまり使わない。スネークのようなしゃがみやジョーカーのようなダッシュを確実に追い払う目的や、腕や頭が飛び出すタイプの復帰ワザを狩る時に使うぐらい。持続の関係で狙って当てるのも難しいから当たればラッキー程度で。
上方向に飛ばすので、ダメージが溜まっていればそのまま空上に繋いでバーストできることもある。機会は少ないが忘れないようにしたい。
空N
空中最速にして6F。パルテナというよりはピット。SJ最速でも着地隙があるが、いわゆる着地攻撃があるため通る相手には狩られづらい(もちろん知ってる相手には通用しない)。
空中最速である以上、暴れにはこれを使うしか無い。他の空中ワザはどれも攻撃範囲が直線的であるため、相手の急降下等が読みづらい場面では適当に振っておけばなんか当たることも多い。
ベレトを使う場合知っておきたいのは、ヒット途中で着地すると相手が地上ダウンするということ。確か4段目あたり。ほぼ受け身を取れないので容易にDAによる追撃が入る。確実なバースト手段に欠けるベレトとしては重要。
空前
牽制兼バーストワザの一つ。序盤中盤終盤にかけてこれと横強をとにかく振って威圧していくのがベレト。
意外とリーチ負けしたり発生負けしたりすることも多いが、攻撃範囲がほぼ真正面に出るので軸合わせさえできれば確実に当てられる。ワンパ相殺かかっていいからとにかく振る。
ベレトのふんわりな降下速度もあって地上の相手にはなかなか当たらない。ジャンプからの急降下で地上スレスレで出せるタイミングは把握しておきたい。カービィ辺りまで当てられるようになれば問題無し。
空後
ほぼ空前の後ろ版にしてメインのバーストワザ。若干発生が遅いのでサムスやウルフ的な印象も強い。
先端で当てた際はかなり低いベクトルで飛んでいくため、相手の復帰力にもよるが致命打になりやすい。空前同様、地上の相手に当てる技術を磨いておきたい。
空上
発生、範囲、持続、吹っ飛び全てにおいて優秀な恐らくベレト最強ワザ。惜しむらくは本人の運動性能の低さ。イメージ的にはネスの空上のリーチを伸ばした感じ。
上強や下強から繋げやすく、リーチの長さで相手の暴れにも打ち勝ちやすいとベレトの着地狩り性能の高さを象徴するようなワザ。移動速度の遅さで逃げられがちなのが難点だが、プレッシャーをかけるには十分すぎるので、浮かせた際には積極的に振っていきたい。
空下
メテオ。武器判定のリザードンといった感じで、戦場地形であれば崖下に判定を飛び出させることも可能。
やはりというか発生の遅さと着地隙のデカさは致命的。こいつがこんな性能なせいで着地弱いんだよ……。アイムールを使うワザは共通してシールド削り値が高めだが、その中でも空下は貧弱な方。正直シールドを割る目的で使ったことはない。
もちろんメテオとしては必要十分な性能なので、相手がガバガバ復帰してきた際にはこれでわからせたいところ。
横スマ
アラドヴァル! ベレトのリーチの長さを象徴するワザ。先端はかなり強力。
発生は相応に遅いが、根元で当たってもわりと吹っ飛ぶので無理やり差しに行ったりできなくはない。もちろん無理は禁物。
上下シフトは基本的に崖展開。復帰時の飛び出し狩りに下シフト、崖離しジャンプ攻撃に対して上シフト、といった具合。
リーチが長いので雑な着地狩りや引き横スマとしても使いやすい。振りすぎるとさすがにバレるので不意打ち程度に。先端部分であればガードされてもリスクは低い。
と書いてきたものの、横スマでフィニッシュした経験はそんなにない。
上スマ
空上ほどではないが、範囲、持続ともに優秀な上スマッシュ攻撃。もう剣だけで戦えよ
ゼルダのような打ち上げタイプだが、この手のワザとしては珍しく背中側に打ち上げ判定が出ないため、回り込み回避に非常に弱い(持続部分に対地判定があるわけでもない)。
ガーキャンや対空として優秀な一方、確実なフィニッシュ性能に欠けるのがベレトの妙なバースト難ぶりに拍車をかけている。なのでお願いだから背中判定ください。
下スマ
武器持ち特有の前後を順に攻撃するワザ。前方への発生が横スマッシュより速いので、咄嗟の一撃で出すと当たったりする。
またシールド削りが優秀で、弱攻撃を2段目で止めてからこのワザを当てると容易に割れる。このコンボ(?)は掴みを警戒した回り込み回避にも刺さるため非常に有用。また、発生時にベレトが屈む関係で、打点の高い空中ワザを避けながら着地隙に叩き込む……なんて芸当も可能。
一方でベクトルは上方向なのでステージにもよるがなかなかバーストできなかったりする。その時は追撃に行くしかない。
つかみ
切り返しのメイン。といっても弱攻撃よりさらに短いのでガードノックバックで届かなくなるなんてこともザラにある。
前後投げは相手を崖へ追いやる時に、下は序盤のコンボに。上はそんなに使わない。ベレト側から近づいた時はDAやステステによる空かしを警戒してシールドを張られることも多いので掴みはそこそこ通ったりする。一応、相当な高%で崖を背負っていれば後ろ投げはバースト可能。
とはいえこのワザに頼るということは敵との距離が近いことに他ならず、できれば使う頻度を抑える立ち回りを心がけたい。
NB
ベレト唯一の飛び道具にして立ち回りを優位に進めるための重要なワザ。
他にない特徴としては「発射タイミングが一定」「弾道が直線的」「シールド削り値が高い」「シールドでキャンセル可能」といったところ。
つまり遠距離であれば見せるだけ得。とにかくこのワザを見せて相手の行動を誘うのがベレトの基本。ガードさせ続ければ掴みが通ったりアイムールでシールドブレイクしやすくなるし、飛んで避けるなら上強や空中攻撃による迎撃が可能。
飛び道具同士では相殺されやすかったり、後隙の関係で反射されると手痛い一撃を貰うのでリフレクター持ちには打ちづらい欠点があるが、そういった要素を持たない近接特化ファイター相手ならとにかく距離を置きながらこのワザを出すだけで相当厄介。
また溜めの一撃は一見ネタに見えがちだが、ベレトは斜め上方向に打ち上げるワザが多く、相手がジャンプや空中回避を切ったのを見計らって溜め始めれば、ちょうど着地に合わせて撃ち込めたりする。射程は無限に等しく、シールドもかなり削るので着地狩りにはこれ以上無いワザである。
横B
槍を振り上げる対空ワザ。範囲がとても広く、はじき入力なら小戦場の台上にも意外な位置から当たる。
範囲に優れる反面スキはかなり大きく、特に発生が遅いせいで迎撃に間に合わなくなりがち。また先端以外の吹っ飛ばしもあまり無い。バッタ相手にはこれ以上無い特効ワザだが、地上ワザだと容易に相殺される。
空中では前方180度を広くカバーする。吹っ飛ばされた時の追撃拒否や、相手の復帰阻止にも使いやすい。
上B
ワイヤー復帰。射程は結構長く、戦場下のルーペギリギリの位置なら直接届いたりする。ワイヤー復帰特有のルートの読みやすさがあるため、持続の長いワザによる復帰阻止には要注意。
また掴んだ相手を踏み台にする効果もあるが、ほとんどの場合崖掴みを優先してしまい上手く行かないことの方が多い。届く望みが無いような距離で相手が撃墜に飛び込んできた際に、急降下回避→上Bの踏み台……なんてことは可能かもしれない。
また、浮かせた相手が崖へ逃げようとする際にも引っ掛けられたりする。他にスネークやロボットなどの無防備になりがちな復帰ワザ相手には積極的に見せていきたい。ちなみに地上に踏み落とした場合は受け身不可。相手のコマンド暴発も視野に入れて追撃したいところ。
下B
アイ…ムール! ロマン砲、と言いつつ人によっては生命線。
魔人拳やファルコンパンチのような振り向きが可能かつ、発動時にはアーマーが入る。安易な相手の阻止行動にはそのままカウンターとして一撃を叩き込める。弱点は距離を取られるか、掴まれること。当たり前のようにシールドを一撃で破壊する他、振り下ろすワザなので崖端なら崖掴み中の相手に直接叩きつけることもできる。ほか、戦場であれば台降りフェイントも。
自分は崖展開で使うことが多い。上述したように崖掴みに当てられるし、振り向きやアーマーのおかげで攻撃上がり、回避上がりにも打ち勝ちやすい。ジャンプ上がりもタイミング次第では発生直後の判定に当たったりする。
そしてこのワザを当てる最大のメリットといえば、ダメージもそうだが何より精神的アドが取れること。こんな大技を当てた・当てられたことによる精神への影響は決して小さくないので、できれば1スト目を落とす辺りで使っておきたい。
総評
そんなわけで見ての通り相手の行動に対するカウンターがメインとなる以上、切り返す余裕も無いような隙の少ない相手にはとことん不利。元々強いとはいえ、フォックスやパルテナ辺りにはかなり厳しい戦いを強いられる。
ざっくり言って待ちキャラなので、相手が複数の飛び道具をばら撒いて戦うタイプでもキツい。シモンぐらいなら何とかならんでもないけど、子リンクやシャゲミ辺りはもう捨てに行った方が早いんじゃないかレベル。
さらに攻撃判定が小さいので、すばしっこいというだけで不利。ピチューに勝てるビジョンが浮かばないし、ピクオリとかも相当つらい。
……と、散々ネガってきたけれど、なんだかんだパワーとワンチャン力はあるので、適当に横強と空N当てて崖読みでアイムール当てれば勝てます。以上!
ベレト対策
対策というか、近距離の切り返し手段にも飛び道具をいなす手段にも欠ける関係で、とにかくゴリ押すか飛び道具をバラ撒き続ける戦法が刺さる。相手してて面倒に思うのはそのへん。
ベレト側から攻勢に出るのは余程の状況であることがほとんど。ベレトが向かってきたら確実に避けて後隙に反撃を叩き込む、いわゆる「差し込み」が通用する場面がとっても多い。
逆にベレトは「待ち」と「差し返し」が強いファイター(主観)なので間違っても中距離で牽制を続けるような戦い方は厳禁。とにかく攻め立てるか、遠距離からチクチク削るかがベレトの分かりやすい対策になる。だからやめてくれると助かります。