Saltの思うこと

思ったことを書いていけたらいいなあ

2022秋アニメ感想

2022年が終わるってことはですよ。「2023年発売!」とか「放送開始!」とか銘打ってたタイトルがもう間近に控えてるってことですよ! というかそれ以上に今期終わるの早すぎてビビる。

そんなわけで今期を振り返り、後腐れなく年を越しましょう。

新米錬金術師の店舗経営

アトリエかと思ったら直球のなろう系だった。たぶん着想はアトリエじゃないかと思うけど……。ものづくりよりフィールドワークの方が中心だし。

個人的には、主人公のサラサ……というか錬金術師全体に対するヨイショ感をそこかしこに感じていて、全能の人みたいな扱いがされているのでちょっとワンマンすぎるな、と思いました。タイトルに冠する店舗経営に関しては別にそうでも構わないんだけど、モンスターからの素材採集や討伐任務とかまでほぼほぼ一人で終わらせてしまっていて、採集家の仲間たちが賑やかしにしかなっていないのがちょっと気になった。戦闘力でも知識量でも完全に負けているので立つ瀬無いですよ。もう少しちゃんとした活躍が見たかったなぁ。

あと、なぜか分からないけど異常に放送時間を間違えたりした。月曜アニメで見てるのがこれしか無かったからかもしれんけど。TLの皆様におかれましては、毎週のようにタグ準備ツイートで混乱を招いたことを深くお詫び致します。

忍の一時

DMM Picturesのオリジナルアニメってなんか「惜しい」という感想がすごく似合いませんか? 暴言ではありません。『海賊王女』とか『アクアトープ』とか、ちゃんと面白いところはあるんだけど何か一歩足りてないような……というアレ。

今挙げた2つはやや尻すぼみな印象でしたが、今作はどちらかというと尻上がりな方でしたかね。むしろ後半、当主代行になってからの方が本番だったので前半の落ちこぼれ学生パートはそこまでいらなかった気も。書いた時期もあるが、シナリオで記憶に残ってるのが悉く後半入ってからなんだよな……。スピード感のある展開は嫌いじゃないですが、キャラクターとの関係構築のためだけに前半戦を入れるならいっそのこと吹っ飛ばしてもいい気はするんですよねぇ。作品によりけりなので正解とは言えないですが。

ヤマノススメ Next Summit

いきなり30分アニメになって大丈夫か?と思っていたら15分×2話構成だったので安心した。自身が能力を最大限発揮できる時間を理解している。

前半は今までのダイジェストながら、今見ても遜色無い作画だったのでビックリしました。登山シーンを中心とした振り返りだったので、日常パートでの登場人物が(本編中において)やや唐突に感じた点だけはマイナス。とはいえみんな分かりやすいキャラだし、あまり問題点とも思いませんが。

無事に富士登山リベンジも果たしたし、進級もしたし、これからやることあるか? という気がしなくもないですが、登山なんていつやってもいいからまたフラッと帰ってくるんだろうな。その時も最後に流れる曲はスタッカート・デイズでいてほしい。それにしても、最初5分枠だったとは思えない完成度ですね。

転生したら剣でした

小さくて可愛い女の子が、でかくて強い武器を使うアニメ。なんだか海外のきらら系(可愛い子が可愛いことをするアニメ)みたいなジャンルにできそうですね。

こればっかりは好みによるところなんですが、やっぱ世界単位でスキルがどうとかそういう話されると視覚情報としては強さのほどが分かりやすくて良いんだけど展開としてはやや安直というか、これ自体はけっこう古めの作品だったはずだから仕方無いとは思いますが、没入感みたいなのは薄れてしまうんですよね。初めからゲーム世界に転生してるってのならセーフなんだが。

とはいえ内容は特に嫌味もなく普遍的な異世界ファンタジーだったので、あんまり言うこともないですね。この辺は(相対的に)歴史ある作品ゆえの癖の無さか。発表タイミング的に分割2クールっぽいので、後半で何か大きな出来事が起きるといいな。

陰の実力者になりたくて!

人間版『オーバーロード』とでも書くべきなのか。本人の預かり知らぬところで事が大きくなっていくタイプのやつですね。

とにかく序盤が分かりにくい! という印象を抱いちまったのが運の尽きだったかも。全体の流れとしてプロットというか方向性は理解できるんですが、微妙に演出の主語が足りてないというか、「こいつら結局何してるの?」という感想が出てくるのは僕がろくに話を聞いていなかったせいでしょうか……。なので場の状況が把握しやすい学園占拠編(?)とかはちゃんと面白かったです。

そしてしれっと2クールだった。展開的にここで一旦決着はつけるのかな? と思っていたら違ったので、今後もマイペースに進みそうですね。まあ終わり良ければ全部いいので!

Do It Yourself!!

今期作画アニメといえば? 当然『ヤマノススメ』『DIY』『ぼざろ』で決まりですね。見てるアニメの偏り激しいなぁ。

正直今期のきららはきららの中でも結構特異な内容なので、一般的なきららイメージとしてはこっちの方が近いんじゃないかと思います。一応部活モノだし、主人公が何かと出会って変わっていくというフォーマットは共通してますからね。

そんな王道シナリオは大目標に向けて理詰めで作られてるのかと思ったら後半で急に豪快な展開になったりして、飽きさせないのが特に良かったです。その気になればいつでも家の力を頼れたのに、終始一貫して自分達の力でやろうという姿勢だったのもプラス。周りの大人がこっそり手助けしてたとかが無いのもせるふ達、ひいてはDIYに対して真摯だったと思います。

その上でお約束になっている「Do It Yourself!」の掛け声や「Good Job」のサインなど印象に残るフレーズもたくさんあり、全体として前向きで賑やかで、とてもアニメアニメしていました。

虫かぶり姫

推しが久々に普通の人物としてメインヒロインを飾った。と思いきや地上波放送は本人のラジオと時間が丸被りという珍現象が。BS放送が無かったら視聴を見送るところだった……。

あたかもド王道な少女漫画っぽい出立ちですが、実際のところこれもなろうらしいですね。拾われる作品の幅が広がるのはよいことだと思います。内容としては「また俺なんかやっちゃいました?」なパワープレイ系作品なので途中マンネリっぽいところはありつつも、見応えは十分。

それにしても5回ぐらい「いい最終回だった」とツイートした気がする。章単位での区切りが短いのでまとめて見るのに向いていますが、前後の繋がりはやや薄く感じたかも。それにしても殿下が歯がガタガタ浮きそうなぐらい甘いセリフばっか言うから怖いわね〜〜〜。

うちの師匠はしっぽがない

主演2人中あっちがM・A・Oだと思ったらこっちがM・A・Oだった。よくあることだと思います。

落語アニメと言うと『昭和元禄落語心中』が確かすごい出来だったなという記憶があるんですが、それの絵柄をもう少しマイルドにした感じですかね。こっちは大正時代なのでもう少し古かったりする。

前半戦は結構ドタバタ劇寄りなのかな? とも思ったのですが、四天王登場辺りからは人情ものと言いますか、人と人……正確には狸と人(さらに言えば狐もいますが)の繋がりの変化が主題になりました。こうして見ると話数は綺麗に前後半で分けられてたんだな。体感としては後半の方がギュッと中身が詰まっていた気がします。

本編、じゃなくておまけの「しっぽなのしっぽ」で劇中の噺の解説をしてくれて、国語の教科書的な趣もありましたね。言い回しがどうしても古くなりがちだから現代語訳するとグッと分かりやすくなって、その面白さも伝わりやすくなるので良いおまけだと思います。まさしく『最後まで見たいアニメ』だったということで、お後がよろしいようで。

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(2クール目)

いよいよ終盤でシリアスに……と思いきや急にギャグ描写が挟まったり、FFが死んだのか死んでないのか曖昧なまま何度も引きになったり、良い意味でジョジョらしい「なんじゃこりゃ」具合でした。

ジョンガリ・A戦の時点で難解だったのに、そこからさらにサバイバーとかドラゴンズドリームとかジェイル・ハウス・ロックとか、これまでの部で見事な補完をやってのけたアニメシリーズでもいよいよ限界なんだな……と思わせるような「そうはならんやろ」の応酬がとっても楽しかったです(褒め言葉です)。荒木先生の脳は一体どういうつくりなんだ。まあ一度目のプッチとの対峙で「スゴ味」で丸投げしちゃった辺りから察するけどさ……。

今回はこのまま最終クールまで連続放送になるということで、ジョースターの血統の行く先、因縁の決着をこの目で見届けようと思います。泣くかな。

聖剣伝説 Legend of MANA

原作や派生作品が色々出てるのは知ってるんだけど触れたことないんですよね。アクションRPGでしたっけ? ……とモヤモヤしたので見終わってから調べたところ、めちゃくちゃサブイベントが多いゲームでその中でも軸となるシナリオがあるイベントの1つをアニメ化、という形なんですね。

テレビゲームは特に古いタイトルに顕著ですが、プレイヤーの操作による脳内補完を前提とした冒険譚となっているので、脚本に落とし込む際はその冒険部分を色濃く肉付けするか、もしくは主要イベントダイジェストみたいにしてしまうかの二択だと思うんですが、本作はどちらかというと後者のようです。だからか、良くも悪くも淡々と進んでいく印象がありました。

これは恐らくその淡々と進んだ弊害だと思うんですが、劇中のサンドラ戦などの負けイベントが、純粋にシャイロ側のレベルが足りてないみたいに見えてきちゃってちょっと面白かったです。瑠璃とは別れては出会いの繰り返しだったけど、正直二人とも大して戦果残してないよね……。

他ルートも合わせての真ルートとか、キャラの深掘りとか、もうちょっと尺が欲しかったなぁというのが素直な感想です。原作やれって話?

コードギアス 反逆のルルーシュR2(2クール目)

終盤にかけて凄まじい怒涛の展開だった……。初見で見れてよかった。今までの感想にもある通り、自分は結構シナリオにおける「何をしているのか」の分かりやすさ……言うなれば最終回、一番最後の見せ場に向けてのToDoリストがきっちり仕上がっているかみたいなのを重視しているんですが、ここまでやることを詰め込まれると、一個一個消化していくだけで話に勢いが生まれるものですね。1話あたりの情報量が多いので読後感も良い。

合計で4クールかけただけあって、ゼロ・レクイエムにより全ての罪を清算し、極めて強引な形でありながら当初の目標を果たしたというのは単純にスゴいですね(脚本としても人物造形の一貫としても)。2クールで綺麗に完結するとかはよくあるけど、これだけ大がかりなものは中々珍しい気がするので。ところで君、続編のタイトルに「復活」とかあるけど死者蘇生でもするつもりかい? 可能ならチェックしようと思います。

SPY×FAMILY(2クール目)

第2期となんと劇場版も決定らしいです。さすがのコンテンツ力と言いますか、テレ東も久々に当たりを引いたと言いますか。来年放送ということは割と早々に決まったんですかね?

2クール目は多少コメディ要素に割り振られた気がします。ボンドが家族になったり、中盤では夜帷が登場したりとありましたが、根本はほぼほぼ日常系の文脈でしたね。

最終話でようやく話が一歩前へ進みましたが、そこは今までの話が生かされていてよかったです(半分くらい嘘だったけど)。まぁ〜〜〜ミッションを完遂しちゃうと作品が終わっちゃうので今後も本筋についてはダラダラ延びていくんでしょうが、ホームドラマ部分がしっかりしていれば視聴モチベーションに関しては問題無さそう。キャラの深掘りとかはバッチリなので。

後宮の烏

前後がものすごい人気作品に挟まれてるので箸休めになりがちですが、負けず劣らずの高クオリティ作品だと思います。全体としてはミステリー風味ですが、複雑な殺人トリックを暴く! というよりは、未練を抱えて死んでいった亡霊たちを浄化してあげよう、みたいな感じですね。どことなくビターな雰囲気で好き。一方でやたら印象的なOPとか、餌付けされることに慣れてしまった寿雪とか、変に印象的だったりする部分もメリハリになっていました。

難点は中国が舞台なので固有名詞に独特な読み方をする漢字が多く、極めて覚えづらいところですね。こればっかりは時代柄仕方が無いか。キャッチーな印象になるよう心掛けていたとは思いますが。元が小説で(地の文などで)頻繁にキャラ名が出てくるであろうことを考えると、呼びかけ以外で名前が出てこない+漢字の印象と読みが一致しづらいというのはそれなりに障壁。

そういえば終盤に気付いたのですが、話はともかくキャラの配置は微妙に『虫かぶり姫』と似ているんですよね。時代や国は違えど王家とはそうなる運命なのか。

ぼっち・ざ・ろっく!

これからどんどん認知されて新規ファンが増えてくんだろうねそれは嬉しいことだけど…配信サイトで無料の一話見ただけの人がファンですとか名乗ってそんな人が書店にくるから単行本も入手困難になって…今までは難なく手に入った店舗特典も発売直後に品切れになって遠い存在に感じちゃうんだろうな。新規の参入によって民度が低下しそれに対して私達が少しでも苦言を呈そうものなら老害とか作品を潰すのは古参ファンとか袋叩きにされて腫れ物扱いされちゃうんだ…

私達だけが知ってる秘密のマンガだったのに〜!

宇崎ちゃんは遊びたい!ω

OPの人の件はなんというか……残念だったね……。作品のクオリティに直接影響する出来事ではなかったけども。来期とかにも楽曲控えてたりするんだろうか。いや、今ここで気にすることではないか。

1期の内容がどうだったかやや記憶が薄れてしまっているのだけど、とりあえず今期は母以外影が薄かった宇崎家を深掘りし始めた辺りから急激に面白くなったように感じました。その関係上、それまでの内容は前振りがメインになるので地味に感じちゃうのも仕方ないか。狭いコミュニティ内でのコメディは勘違いネタとか情報共有の不足によるすれ違いが特に分かりやすく面白いですね。

ようやくお互いの想いを自覚して、周囲にもとっくにバレていることを知って、最後の最後、ここぞ! という場面で思いっきり日和った行動を取ったのは、それはもう前のめりになりながらツッコミました。この展開でなんでそうなるねん!! まあラブコメって普通カップル成立するまでがメインになるし、成就した恋ほど語るに値しないものもないんだけどさぁ。ちなみに原作では最近ようやくくっついたそうですが、アニメが続きをやるならまだまだ引っ張るのかな?

ぼっち・ざ・ろっく!(2回目)

>>あれは人気アニメによくいる「コメントで盛り上がってるお前らとは違うんだぜ」感を出す通ぶりたいファン!<<

「原作読め原作を」

気を取り直して……かねてよりきらら作品のアニメ化は人気が出たり出なかったり波が激しいわけで、ぼざろに関しては現状MAXで2番目に古い連載ということもあるし、音楽系でアニメ映えもするから伸びてほしいな〜とは思っていたけど、まさかMAXや単行本がそこら中で売り切れるレベルだとは思わねえじゃん? つまるところ、転売屋の格好のターゲットにされちゃったわけで……。ファン2号じゃないけど、ここまでのムーブメントになるとは予想しておらず、今も戸惑っています。

かなり作り込まれているのは見ての通りで、アニメ化するにあたって表現が変わったり話の順番を組み替えたりすることでよりパワーを発揮するようになっていました。アニメ製作陣頭いいな〜! と思いつつ、こういう原作から逸脱しない程度の翻案は根本的に原作が優れているから生まれるものだよなぁとも思ったりして(ジョジョとか特に顕著)、結局ウケたのは原作パワーなのかアニメ化パワーなのかよく分からなくなってます。だってこのアニメ、放送直前までPVすら公開してなかったんだぜ? なんならきらら民以外が話題にしているところ見たこと無かったが……。いやそれが嫌というわけじゃなくて、チェンソーマンとかSPY×FAMILYとか、アニメ化以前から人気のあるタイトルに比べたら、きららの知名度ってやっぱりそんなもんなのか〜と哀しい気持ちになるんですよね。かくいう自分もハナヤマタとかアニメで知ったクチだけど。一応これ、次にくるマンガ大賞上位ランクインとかしてるんだけどな〜!?

個人的にきららは箱推し同然なので、ぼざろハマった人は次にアニメ化する星テレも見てくれるのかな? とか、そんなことをいちきららファンとして思っています。何度でも言うけどアニメ放送前に原作読んでくれたら原作勢扱いするから、お願いだからアニメ化の波に安く乗るような人に育たないで……(誰?)

中身の話を全然してなかった。ので書きます。

さっきも書いた通りですが、原作で言うと1巻+半分ぐらいというきららアニメとしてはやや短めの原作尺(まちカドまぞくでもカット無しで1クール2巻)で、途中それを埋めるためのアニオリなどはありましたが、その全てが「今」の原作に繋がる翻案になっていて、全体として非常に完成度が高かったです。仕方無くカットされたテスト勉強回も、印象的なフレーズは回収しつつ、しかも原作と異なる結末を迎えたことを示唆されるという芸の細かさ。整合性という点で誰でもそうするだろとは思いがちですが、神は細部に宿るというか、シナリオ全体を俯瞰して作られているのがハッキリ分かりますね。

最終回に関しては、ぼっちの「いつか高校辞めてやる……」でオチかな? と予想していたのですが、その先のギター新調回まで盛り込み、締めはアニオリで"いつものように"バイト先へ向かうという終わり方でした。個人的に文化祭のようなイベントごとはスタッフとして関わるのが結構好きでして、特に設営・撤収作業には独特の空気感を感じます。その非日常空間である文化祭……結束バンドが輝く舞台は一度幕を下ろし、再び日常へと戻ってゆくという描写が本当に見事でした。ここに関しては音楽モノより「きらら」であることを意識した終わらせ方なのかなと思います。でもたぶん、他のきららアニメと同じ考えで作ってたら上述した通りの終わり方だったと思います。完全に制作側の方が上手でした。投了。

最後に各キャラへの印象でも。

結束バンド→原作者が自覚されているように、序盤はぼっちが話のオチに濫用されていて他3人の印象が薄いという重大な欠点があったのですが、アニメは4コマではないことも手伝って、みんな非常に生き生きしていたように見えました。特に虹夏・喜多の明るい組はやたらと作画リソースを振り分けられていて(残り2人が動かないぶんを充てられていると思う)、演奏シーン以上にアニメ化の恩恵でかかったですね。悪いインターネットによる風評被害も結構ありましたが、まぁシャミ悪みたいな感じだと思えばあながち嫌なことでもないのかな……いや生やすのは個人的にNGだが。

やさぐれ三銃士→OPでボスっぽい出立ちしてるのにその実ダメ人間しかいないっていうのが最高でした。特に廣井は高めの地声がついたおかげでちゃらんぽらん感が出ましたね。それと若さを感じて相対的にクズ要素が軽減されてた気がします。逆に星歌さんは中の人の印象とは真逆のクールさで大人らしかった。ぼっちに激甘なところは若干削られてましたが。唯一、テスト勉強回がカットになり、三人寄っても知恵が集まらないシーンが無くなったところだけ本当に惜しい。ここだけでも何かしらで補完してほしい。ダメな大人達関連ではこのシーンが一番好きまであるので。

その他の人たち→ファン1号2号とか、銀ちゃんとか、メントスコーラとか、「今後」に関わるキャラも欠かさず拾い上げていて助かる。事実、文化祭ライブまではほとんどSTARRY内で完結する物語で構成されていて、結束バンドが「外」に向かっていくのはこれからなので、先を見据えて捨てキャラを出さなかったのは本当に良いことだと思います。たまにあるからねー……話数カットの関係で本来いるはずのキャラが出てこなくなって仮に2期をやった際にアニメ内で整合性付かなくなるパターン……。だから全員しっかり出したのはそういう意思表明だと思うことにします。

最後に

というわけで今期振り返りでした。あんまり順位付けとかは好きじゃないけど、個人的な評価の高さとしては、

A:ヤマノススメDIY、ギアス、スパイ、後宮の烏、ぼざろ

B:忍の一時、転剣、虫かぶり姫、しっぽな、ジョジョ、宇崎

C:新米錬金、陰の実力者、聖剣伝説

ってところかなぁ。Tier表みたいな言い方ですが、左右差は無し。結構週末にかけて良作が多かったので、一般寄りな人でも楽しめるものは多かったんじゃないでしょうか。