Saltの思うこと

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【ブルーベリープロローグ構築】デコパゴグロス

ブルーベリープロローグの構築記事です。こういうの書くの夢だった。うそ。

レートは一瞬だけ1600に食い込んだけどなんだかんだで1570ぐらいに落ち着いた。試合数も全部こなしてないけど、初ダブルでこれならまあ上出来じゃないかな。

前に書いたように他地方を含めた準伝説たちが我が物顔でのさばる対戦環境が好きくなくてポケモンの対人戦はほとんどやってこなかったのだけど、面白そうな環境なので人生初レベルで構築を組んでみたのがきっかけ。

一覧

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テラパゴス

ひかえめH244-B4-C252-D4-S4

テラスチェンジ/ステラテラス/クリアチャーム

ラクラスター/だいちのちから/めいそう/まもる

今回の主役とも言うべき存在なので当然採用。基本的には積んでテラクラスターで範囲攻撃をするだけ。ゴリ押しで解決してくれる場面も多かったが、逆に対策されて当然なので上手く場に立たせるのは難しかった。

相方をカポエラーにすれば相手のテラクラスターをワイドガード&相手のワイドガードをフェイントで択を仕掛けられ、マホイップにすればちょうはつ無効で積み放題&デコレーションで火力2倍と暴れられるので楽しい。

ただ、特化でもテラクラスター自体は等倍止まりなので思ったほど火力が出ず、デコレーションが決まらなければ一掃できないもどかしい場面も多かった。ノーマルタイプの良いところと悪いところが同時に出ている面白い例だと思う。

ウォーグル

いじっぱりH188-A252-B28-D36-S4

まけんき/かくとうテラス/びびりだま

ブレイブバードインファイトとんぼがえり/おいかぜ

ブルベリ環境における「いかく」持ちがほぼ全員ひこうorかくとう弱点で、しかもおいかぜが使えるということで採用。エルフーンガオガエンにとことん強く、ノリで持たせた「びびりだま」によって1ターン目からりゅうのまいを積んだような状態で動けるのが面白かった。とんぼがえりするとバフが無くなるので引き際が難しい。

すばやさ操作をおいかぜとびびりだまに任せ、Hに厚く振ったおかげで多くの攻撃を耐えてくれ、確実においかぜが出来たり、反撃に強烈な一撃をかましてくれた。どういうわけか初手にガオガエンが自慢げな顔してよく出てくるのでインファイトでカモにしまくった。ちなみにテラパゴスは初手ステラフォルムでもワンパン不可。

カポエラー

いじっぱりH252-A52-B6-D76-S124

無振り85族抜き・+1テラパゴスのテラクラスター耐え

いかく/かくとうテラス/だっしゅつボタン

アイススピナー/フェイント/ねこだましワイドガード

3体しかいないいかく+ねこだまし持ちの中でも一致かくとう技でガオガエンやテラパゴス、ブリジュラスに打点を持て、ワイドガードができ、フェイントができ、アイススピナーでフィールドも破壊できるということで採用。見ての通りかくとう技はスペース不足により不採用。何言ってんの?

フェイントとワイドガードはここぞの場面でしっかり仕事をしてくれた。アイススピナーはほとんど打つ場面は無く、だっしゅつボタンも効果的に働いたかと言われると相手のねこだましで退場してしまうことも多かったので微妙。

よく考えたらこの構成だとAを上げる意味が全く無いので性格はしんちょうとかでいい。せいかくをそのままに変えるならアイススピナー→インファイトだろうな……。

マホイップ

おだやかH252-B156-C36-D60-S4

色々耐え

アロマベール/フェアリーテラス/おんみつマント

マジカルシャイン/デコレーション/メロメロ/まもる

デコレーションがAとC両方上げてくれるため相手を選ばず使え、高いDでブリジュラスのラスターカノンなども問題無く耐えてくれる今回の構築の要。

一番の採用理由はメロメロ。テラパゴスとバルキー系統、ニャオニクスが実質♂固定で御三家も♂比率が高いため、とにかくぶっ刺さった。ちなみにダブルにおいてはマホイップを狙わなくてもメロメロ発動するので、放置されればされるだけ得。50%の確率で行動不能運ゲーとはいえかなり強力。強いて言うなら、マジカルシャイン→ドレインキッスにして場持ちを良くした方がより活躍できたかもしれない。

メタグロス

いじっぱりH20-A252-B4-D4-S228

+1で最速109族抜き

クリアボディ/みずテラス/とつげきチョッキ

サイコファング/ヘビーボンバー/いわなだれ/くさわけ

いかく無効の600族で、テラパゴスが特殊アタッカーのため物理枠として採用。今作で色々強化されてるが、サイコファングオーロラベールを破壊したり、おいかぜやくさわけをして上からいわなだれで怯みを押し付けるなど悪質なプレイが際立っていた。ヘビーボンバーも、フェアリー勢やテラパゴス、あとテツノイワオなんかにも大ダメージが与えられるため便利だった。一応ムラっけベトベトン対策も兼ねている。

最大の難点として上手く着地してくれない場面が多かった。ダッセェ……

ウネルミナモ

おくびょうH4-B4-C244-D4-S252

こだいかっせいでSブースト調整

こだいかっせい/ドラゴンテラス/いのちのたま

ハイドロスチーム/かえんほうしゃりゅうせいぐん/バークアウト

晴れパを牽制する目的で採用。他の2匹に比べて素の速さがあり、耐性面も優秀だと感じた。りゅうせいぐんの反動もマホイップのデコレーションで相殺できる。テラパゴスと同様になんか普通に種族値の暴力って感じだった。バークアウトも便利。しかしみずもドラゴンも通りとしてはやや微妙(環境にじめんやいわが少ない)で範囲攻撃も無いため、そこそこの火力とそこそこの耐久でそこそこの活躍をしていた。

主な流れ

いかくが見えたらウォーグル。いなさそうならカポエラー。♂が多い場合はこの時点でメロメロを仕掛ける。ウォーグルはおいかぜで後続に繋げ、カポエラーねこだましで相手の展開を妨害しつつだっしゅつボタンで撤退。

  • マホイップでデコる

サポートを受けたメタグロスやテラパゴスが、相手がメロメロで行動不能なのを尻目にデコられながらボコボコにしていく。

以上。

弱点

キツかった。基本起動役のリキキリンはねこだまし無効で止めようがないし、パーティは中速ばかりなのでトリル下で上を取れることもまず無い。なのでまもるやメロメロで粘り勝ちするしかなかった。ただ、逆転する関係でマホイップでデコレーションしてから範囲攻撃できたりすることもあったので一概に弱いとは言えないかもしれん。

  • ほろびのうた

こっちの方がキツい。サイクルを回して相性有利で叩くことを中心にしているので、搦め手で耐久されると上手く読みを回さないと倒しきれないことが多い。自分で言うのもなんだけど無難なパーティなので、こういう飛び道具はやっぱり厳しいね。

  • 無性別

行動の5割をマホイップのメロメロ運ゲーに頼っていると言っても過言では無いため、無性別のパラドックス6体やメタグロスが純粋に強敵。古代メンバーはマホイップ自身が有利を取れるものの、未来メンバーはかなり厳しかった。というかテツノイワオが強かった。

反省点

色々やれるポケモンなので色々な役目を与えてしまうが結果的に器用貧乏になりがちだった。カポエラー自体に圧が無く、かくとう技を使えてフェイントとワイドガードが欲しいだけなら本当にサワムラーでよかった可能性はある。スグリの考察は正しいと思うよ。

テラパゴスやタケルライコなど特殊アタッカー多めの環境ではバークアウトの使えるガオガエンひかりのかべやかいでんぱが使えるエレブーなどに任せるのもアリだったかもしれない。とにかくカポエラー特有の立ち回りができなかったのは悔しいところ。

  • デバフが不十分

ウォーグルのおいかぜやマホイップのデコレーションによる強化が持ち味だった反面、相手を弱体化させて安全を確保することができなかった。カポエラーのいかくとウネルミナモのバークアウトしか実質入ってないため、こちらの準備が整う前に高火力で攻撃されるとそのまま終わってしまうことが多かった。

  • 回復ができない

キュワワー不採用を始め、オボンのみやドレイン技など回復要素を全く入れてなかったため、確定数ずらしなどができなかった。そのためSで上を取らなければ押し負けてしまう。つくづくすばやさゲーであることを実感する。

調整案

初手りゅうのまいは面白いとはいえ、いかく相手に大してS80の+1が有効に機能する場面はそこまで多くなかった(せいぜい初手パゴスを抜けるぐらい)。おいかぜ警戒でねこだましされることが多かったため、マントで確実に行動できるようにしたい。

上記に伴って、初手に出すとめちゃくちゃ無視されてメロメロで荒らしまくることに成功していたため、場持ちを良くするため回復要素を積むべきだと思った。意外と火力はあるのだが、マホイップが範囲攻撃をしたい理由が特に無かった。

まるごと変える。猫+フェイント+ワイガの三種の神器はそのままに、Sが大きく引き上げられるのでそのぶんをHPに振って耐久を盛れる。実はサワムラーカポエラーの特殊耐久は全く同じであり、いかくやカポエラーの防御が活きた実感が無かったため、それなら火力のあるサワムラーに切り替えた方がよいと判断。サワムラーってだけでナメられがちだけど、A120でバシャーモと同じ火力かそれ以上のとびひざげりが可能な最強のポケモンである。

すてみ@オボン/とびひざげりねこだまし/フェイント/ワイドガードあたりだろうか。とびひざげり運ゲーなのは……まあマホイップのメロメロで運ゲー仕掛けてる時点で……

元々出る機会がそこまで多くなかったが、ハイドロスチームとりゅうせいぐんで(通りはともかく)火力は十分に見えたため、積み技やトリックルーム対策として強制交代技を入れたい。

メジャーポケモンへの所感

  • ブリジュラス

満を辞しての進化だったわけだが、物理技が全く飛んでこない環境で「じきゅうりょく」はボディプレスの威力増加以外にまるで役に立っておらず、役割対象でもあろうテラパゴスに普通にテラクラスターやらだいちのちからやらでぶち抜かれていたのでそこまで強く感じなかった。見た目の圧はあるけど、専用技もあめふらしがいないため一手割く必要があり、こいつで火力を出すには工夫がいると思った。

  • タケルライコ

かなり強かった。エルフーン以外のおいかぜ役は基本的にひこうタイプになるので、おいかぜミラー時に場に残ったひこうタイプをじんらいで縛れるのはかなり大きい。耐久もHPの高さから一発は耐えてくる印象だった。こおり・じめんが少ないので弱点も突きづらい。反面ライコ自身の範囲もかなり狭く、ひらいしんやフェアリーがいるとまともに技選択ができない状況になるので、相手のパーティーに使い勝手を左右されるポケモンだろうと思った。

基本的においかぜをした後はフリーなわけだが、うそなきでアタッカーの補助をしたり、ムーンフォースで削りに参加するのがメインだった。アンコールやちょうはつはこちらのマホイップで無効化できるので恐るるに足らず。アロマベールが知られていないのか何度か撃たれた時は笑いが止まらなかった。

いかく+ねこだましに加えていたずらごころを無効化、ゴースト半減でとんぼがえりやすてゼリフで自主退場もできるのが優秀なポケモンだが、ブルベリ環境では全く活きていないように思えた。

まず物理がほぼいない。ドサイドンには不利を貰うし、メタグロスはタイプ上有利だがいかく無効なので役割を果たせていない。とつげきチョッキで特防に厚く振ってバークアウトするのが正しい運用方法だったろう。おかげでウォーグルインファイトでワンパンできたのだが。

  • ゴリランダー

こっちはそれなりに強かった。ねこだまし+グラススライダーで常に先制技の圧がある。対策がリキキリンorハギギシリのみなので上から殴られる心配も無い。唯一、想定外だったであろうテラパゴスのゼロフォーミングによってフィールドをかき消され、先制できなくなったしょぼい威力のグラススライダーを放とうとする姿には涙が止まらなかった。

  • テツノイワオ

ボコボコにされた。S125は上から2番目の高さで、ファイアロー以外のおいかぜ役に上からまもる無効の一致いわ技を叩き込めるのは流石に無法すぎる。いわなだれできなくて可哀想とか言っててごめん。たぶんこいつのせいでおいかぜ役がエルフーンに偏っている。エスパー技は撃たれなかった。

  • リキキリン

こいつも厄介だった。ねこだましはそこまで頼ってなかったからともかく、おいかぜメインだったのでトリックルームが厄介すぎた。こいつ自身も耐久は結構あり、十中八九メンタルハーブなど妨害対策をしているので止める手段は皆無に等しかった。

しかしリキキリン自身は中速やや遅めぐらいの速さなので、隣のエースアタッカーをなんとかしてしまえばこいつのハイパーボイスマジカルシャインなどどうとでもできるので、先制技無効のトリル役という以上の印象は残らなかった。

ドヤ顔でオーロラベールを貼ってメタグロスに砕かれる可愛いお狐様。おいかぜかくさわけで上を取ってしまえば再展開されることも無い。せっかくの防御上昇も全く意味が無く、ゆき下で恩恵を受けるポケモンがたくさんいるわけでもないので、サイコファング1個で対策が完了する癒しポケモンだった。

びっくりするぐらい見なかった。1回だけ出てきたが、至って普通のキノコのほうし型でドーブルらしいテクニカルさは特に無かった。もっとさいはいとか変な技使ってギミック仕掛けてくれたら面白かったのに……。

いたずらごころ持ちながら、おいかぜができないその一点だけで無視されているかのごとく見かけなかった。一応ねこだましとかファストガードとかニャオニクスにしかできない行動もあるはずなのだが……。

感想

ポケモン楽し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

今後も定期的にこういう制限ルールやってほしいけど絶対やらねえんだろうな。身内で細々とやるしかないのか……。