自分はふだんTwitterとかに流れてくる二次創作マンガを楽しんだりしているものの、なかなか同人誌とかには手を出さないクチの人間です。まして、アンソロジーや合同誌というのは絵柄や作風のバラつきがあるものなので、余計に。
とはいえ食わず嫌いも良くない。最近は同人誌も(アイマスの)ちょっこし買うようになったりはしましたし、今回買った『おちフル』も、せっかくアニメもあって勢いづいてるんだし、ということで。
劇薬でした。
自分は年1ペースで出るおちフル単行本を読むたびに「ヤバいだろ」と言ってるのですが、それに負けず劣らずでした。何より表紙がかのなもり神なのが良い意味で最悪ですホント。
おちフルに対する評価、自分でも言いすぎだろうと思うのですが、実際そうなんだから仕方ない。しかも今回は本編と関係無いのをいいことに各作家が得意分野で好き放題している内容なので余計に。
アニメから入った人にも手に取りやすい……のかは判断しかねますが、このノリについて行くには原作コミックス5巻まで読んでおいた方がいいと思います。作中ネタを拾う意味では3巻ぐらいまでかもだけど。
連載初期からのファン的には、原作ではなかなかフューチャーされない組み合わせをクローズアップした回があったり、暴走とツッコミの応酬である本編に近しいキレが散見されたり、「おちフルらしさ」をどの人もしっかり出していて満足度は高いですよ。
あ、ごく一部は本当に特殊嗜好の方向けのものがあるので地雷は踏まないようにご注意を……おちフル読んでおいてそんなことは無いと思いますが。ま、適材適所ってやつです。
しかし今回救いが無いのは最後の最後にある原作者コメントが一番やらかしてる内容ってことですね。参加陣が好きにやっていたのをたった2コマで全て破壊する原作者怖すぎでしょ。
まあさらに怖いのは便宜上とはいえこれが1巻であるということなのですが……。