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小さいノゾミと大きなユメ

皆さんはこの作品はご存知でしょうか?

小さいノゾミと大きなユメ(3) (モーニング KC)

小さいノゾミと大きなユメ(3) (モーニング KC)

  • 作者:浜弓場 双
  • 発売日: 2021/03/23
  • メディア: コミック
 

『小さいノゾミと大きなユメ』……講談社モーニング・ツーにて連載されていた、浜弓場双先生による漫画作品です。されていた、と言うことは既に連載を終了しているんですね。上記の3巻が最終巻になります。

自分自身は語るまでもなく双先生のファンですが、知ったのは『ハナヤマタ』から。当作の前後には『空色スクエア。』『おちこぼれフルーツタルト』とありますが、いずれも芳文社、きらら系列での掲載でした。なので、きらら外で描かれる双先生作品というのはめっぽう貴重なのです。過去に無いわけではないものの、少なく見積もっても十年前とかですかね。そういった経緯もあり、貴重な場として応援していました。

双先生は今では『おちフル』で認知されている以上、何かとヤバい人だと思われがちですが、本作の内容は初期の『ハナヤマタ』に近い路線なので大変に自分好みでした。いわゆる「サイズフェチ」な部分は見え隠れしていますが、漫画らしい構図力が遺憾無く発揮されていたと思います。ギャグ要素もそこそこに、グイグイ話が引っ張られていくのでどんどんページをめくれるんですね。最終巻では左手で押さえるページ数が少なくなっていくのに切なさを感じたりもしました。

と、こうして書いている間も終わったことを実感して少し寂しくなっています。2巻発売時ぐらいまではそんなことなかったのですが、終わると聞いた辺りからかな。3巻の書影が出た頃にはもう寂しさMAXでしたとも。

個人的に好きな先生、好きな作品だからこそ、多くの人に手に取ってもらいたいというのは決してわがままでは無いと思っています。全3巻とお手軽サイズなので、よろしければ是非!