Saltの思うこと

思ったことを書いていけたらいいなあ

備忘録の7

ちょっと宇宙に関する内容が多い、ただし宇宙の話はしていない。

アロー彗星

アロー彗星

アロー彗星

  • ジュリア (CV.愛美)
  • アニメ
  • ¥255

ミリオンとしては4曲目となるソロ曲シリーズ「M@STER SPARKLE 2」がスタートした。その第1弾の1トラック目からいきなりジュリアのソロ曲とかいう、分かる人にとっては分かる、とんでもないロケットスタートを切っている。

ジュリアの過去曲「流星群」「プラリネ」「スタートリップ」と同様に作詞はnano.RIPEのきみコさんで、作曲は同じくnano.RIPEのササキジュンさん。実は作曲者の方は毎回異なるのだけれど、今回は「プラリネ」と同じ布陣になった。

さてさて、今回の新曲「アロー彗星」は、ジュリアの曲としてはかなりポップな印象が強くて、初見では学祭の有志バンドみたいなイメージを持った。歌詞もそのまんま直球な青春ラブソングといった具合で、エモーショナル方面が強かった過去曲からはまた異なった楽曲に仕上がっていた。

ところで、ジュリアは公式の描写として作詞作曲をしている。ゲッサンの「アイル」は明確にジュリアの作った曲として描かれているし、確か「プラリネ」も、グリマスにおける曲名カードでそう示唆するテキストがあった。残りの曲も同じように(作中設定として)ジュリアが作ったものとして、そうして見ると「アロー彗星」の曲調はかなり意味を持ったものに思える。

というか、ジュリアに関しては毎回きみコさんの作詞でソロ曲が作られている以上、今回がポップなラブソングであることにも確実に理由がある。これはジュリア自身の方針転換とかではなく、ロッカーとしてのジュリアが歌う曲と、アイドルとしてのジュリアが歌う曲として棲み分けられているんじゃないかと、そう思った。

ただ、少なくとも(発表の時系列的な)「流星群」に当たる部分が「アロー彗星」になっていたとしたら、世間のジュリアを見る目もずいぶん変わっていたんじゃないかな。もちろん、今の形で良いのだけれど。

星屑テレパス2巻

受賞作は大体もう来てる作品という噂が絶えない次にくるマンガ大賞2021」にノミネートされるという快挙を成し遂げた本作。年1刊行なのでやっと2巻である。先は長い。

発売前に1巻を読み返したところ、序盤が思っていたより電波でびっくりした。ただこの電波……というか、目的に対する手段があまりに現実味が薄いというかフワフワしているというのが、ある種この作品の序盤における核とも言える要素。メインキャラは4人いるが、実に3人がフワフワしている。悪い意味で危なっかしい。

そこに現実とのすり合わせを行なってくれるのが、2巻表紙の右側にいる雷門瞬(またたき)。言動も態度も褒められたものではないが、なんだかんだ義理人情に厚く面倒見のいいヤツ。ただちょっと傍若無人が過ぎるし人に任せてられない性分なもんで、これが2巻後半で色々と影響を与え始める。

知っての通りきららは4コマ誌だけど、ちょくちょく4コマのフォーマットを無視して大ゴマで展開したりする(「ぼざろ」などが顕著)。当然それは読者に強い印象を与えるわけだけど、本作のそれは、それはもう……すごかった。比較的穏当な落とし所になることも珍しくない萌え系作品でここまで地に落とすというか、意気消沈させるんだなって思った。掲載誌がフォワードならまだ理解できるけど、これ無印だし。

そんなわけで、そこから立ち直る展開がまさに主人公が主人公たる所以というか、むしろこの一件を経てようやく作品の主人公になれた気がする、そんな2巻だった。

既にあちらこちらで話題になってはいるけど、とはいえ非アニメ化作品の知名度には常に劣るのがきららのサガ。逆に言えばアニメ化発表される前から原作読んでいれば単行本勢でも余裕で古参ヅラできるので、「次にくる」が「もう来てる」になる前に買っておくことをお勧めする。

深紅のパシオン

ミリシタで1月だか2月だかに開催されるはずだったchicAAmor(チカ・アモール)のイベント。結果的には白という判断だったものの、既存楽曲との類似が指摘され、急遽中止になってしまった。そこから長いこと動きが無かったものの、今月ついに!完全新規楽曲を引っさげてchicAAmorは帰ってきたのである!

そんなわけで、上旬に新曲イベントというミリシタとしてはそれなりに珍しい事態(といっても先月もだけど)になっている。

中止自体は不慮の事故とはいえ、元々の楽曲「愛の旋律(メロディ)」はお蔵入り。それに伴ってメンバー4人分のレコーディングを全てやり直し、振り付けを考え、3Dモデリングに反映し……と、ここまでは仕方ないと思っていたのだが、まさかコミュまで全面作り直しにしてくるとは思わなかった。

一応、当時のゲーム内でも中止案内が出ており、キャラに言わせてたりしてた(正直この対応は火に油じゃないかとは思った)けれど、それをそのまま引っ張ってくるとは……しかもプロローグコミュから何度も前公演が中止になったということを擦ってきて、持ちネタにでもしようとしてんのか? と勘ぐってしまうぐらい。

とはいえ、ミリオンはなんだかんだ不測の事態にもそこそこ強いことを歴史が実証している(無理やり演出にしちゃうという意味。種田梨沙休業からの4th LIVEとか)ので、今回もその流れに汲まれるのかな〜なんて思ったり。MTWもようやく完結したし、後は笑って終われればいいなと思う。