Saltの思うこと

思ったことを書いていけたらいいなあ

古代の新世代

ポケットモンスター スカーレット』をクリアしました。ペルソナの長丁場が嘘みたいな短さですね。一応クリアの定義は「スタッフロールが流れた」としています。

クリアタイムは27時間ほど。ペルソナほどボイス付きのテキストやムービーが多いわけでもないのでほとんど実時間だと思います。

以下、感想。

ポケモン

ここに関しては100点満点中200点ぐらいの勢いでした。なにせポケモンが多すぎる!

カロス地方あたりから新規の数は抑えてメガシンカやリージョンフォームなどでバリエーションを増やす戦略が採られていましたが、今回はDPt辺りまでと同じくらいたくさん出てきます。オープニングからして事前情報に無かったポケモンが出てくるぐらいだし。

意外なことにリージョンフォーム自体は少なく、ウパーとケンタロスぐらいかな? あとは古代・未来のポケモンが出てくるのでそれも既存のバリエーションに含めるべきだろうか。

そんなわけで新ポケモンがかなり多く、いわゆる旅パの新ポケ縛りも次から次へと育てがいのありそうなポケモンが出てくるのでメンバー選定に苦労しました。

エンディングを迎えた時点でのメンバーは、ラウドボーン、デカヌチャン、ドクロッグバンギラス、セグレイブ、タイカイデンでした。ドクロッグ、というかグレッグルは内定している限り固定です。

一番苦労したのは地面の一貫性が凄まじいところ。序〜中盤でパルデア新規の草・水タイプは大体顔見せを終えてしまうので、それ以降に変動が生じると戻ってくるのは厳しい可能性が高いですね。

道中気になったポケモンキョジオーン、ハラバリー、ノココッチ、リククラゲ、ブロロローム、ヘイラッシャ&シャリタツ辺り。既存ポケモンの進化もあったりしたので名前やビジュアルで「!?」となることが多くて楽しかったです。この感覚はLEGENDSではあまり無かったので。

登場人物

アカデミー教師陣、ジムリーダー、スター団と歴代でも結構な人数がいますが、一番印象が薄いのはジムリーダー、名前を覚えられないのは教師陣といった具合。

教師陣は自分が驚くぐらい人の名前を覚えるのが苦手なので、いまだに一致していないです。ただ人格者だらけなのと授業の内容が意外にしっかりしているので、そこは評価点。

ジムリーダーは攻略レベルとしては3ルート中一番低いのと、弱点が一貫してるのであっさり終わっちゃうので余計に……って感じ。ジムチャレンジは後半はそこそこ凝ってたので好きでした。

スター団は敵対トレーナーで特にレベルが高く、ビジュアルもインパクトがあり、戦闘BGMが恐らく今作最高なのでかなり良かったです!! シナリオも独立しているぶんしっかりまとまっていて、オチも綺麗なので今作一番の評価点かもしれん。あとスターモービルくれ。

フィールド

結局オープンワールドにする意味どこまであったかなぁ……? というのが素直な感想。だだっ広いフィールドにポケモン達をリポップさせて落ちているアイテムで誘導するというのは理に適ったデザインなんですが、結局それってアローラやガラル的なマップ構成でも可能といえば可能だし、結局ワイルドエリアやヒスイ地方のようなバカでかい箱庭の方が綺麗にまとまった気はします。

景観を求めるにはカメラが不親切だし、フィールドを駆け抜けるには移動においてポケモンが正直邪魔だし、そもそもフレームレート低すぎだし、一番の長所にして一番の短所かな。森マップで雨降ったら家具置きすぎたあつ森みたいなスピード感になって笑っちゃうもんね、

総合して

処理落ちがゲームの楽しいところほぼ全部台無しにしてるので、もうちょい軽量化とか最適化とかに時間を割けなかったかなぁとは、やはり思います。

ポケモンの新作」として見れば、期待を大きく上回る驚きと発見に満ちた大冒険。「オープンワールドRPG」として見れば、世界トップレベルのIPを持つ本丸の会社が手がけたにも関わらず配慮や技術が行き届いていない不甲斐なさを感じるという、かなーり不思議な作品に仕上がってます。

大事なことなのでもう一度書きますが、処理落ちがゲーム体験のほぼ全てを無に帰しているので、ワイルドエリアかヒスイ地方ぐらいまで動作が快適にならないか……厳しいんだろうな。